今年2回目の隠岐の島紀行(2017年9月27日)

By | 2017年10月4日

前回は8月3-4日に訪問した隠岐の島。
この時は,自費での訪問でした。
重度障害者のコミュニケーション支援について,重要性は誰もが理解しても,その効果がどんなものかというのは実際に目の当たりにしないとわかりません。
なので,自腹を切ってでもまずは,島民に見てもらおうと思ったのです。
言ってみれば価値や経験の投資。

余談:よく学校や病院スタッフから視線入力装置の決裁が下りないという嘆きを聞きます。そりゃそうです。得体の知らないものに決裁出すわけがありません。もし,ほんとうに買う価値があるのなら,自分で買ってその効果を自分で証明してみないと。それもできず「ほしい」だけじゃ,オトナがサンタさんにベンツをおねだりするようなもの。

正直なところ,私がやる仕事なのかは疑問が残りますが,「やってみせる」はとても重要視しています。
誰かに何かを理解してもらうには,語るだけではダメ・時間をかけるだけでもダメ,まずはやって見せることが重要ですね。

今回は,前回の効果を理解していただけたのか,保健所の予算で研修会を開催してくれました!
地元の人が動いてくれたわけですから,大成功です。
ちょうど,保健所の担当者Kさんもコミュニケーション支援に関する勉強会をしたいと思っていたそうでまさにナイスタイミング。
なんでもタイミングが重要ですね。

今回の訪問では,ユニコーンの中島社長も同行!
自費での参加です。
この日,東京では世界最大の福祉機器展(HCR)が行われているというのに,私と一緒に全国屈指の過疎地帯へ。
気合が入っていますね。
ほんとうに頭の下がる思いです。

隠岐の島に到着早々,在宅患者さんや入院患者さんを訪問。
スイッチ適合や視線入力のレクチャーを行いました。

ある在宅のALS患者さんは,前回の訪問の後にTobii EyeTracker 4Cを購入していました。
これは素晴らしい傾向です。
実際,ヘルパーさんたちと話す内容も前向きになったそうで。

ある入院中の身体状況が厳しい状況の患者さんには,スイッチや視線入力を試してみました。
今回は保健所斡旋なので詳しく書けませんが,もう少しきちんと対応すればコミュニケーションをより効率的にできるようになると思いました。

もうひとりの入院中のALS患者さんは,見たことのないトリッキーなピエゾセンサー設置をしていました。
ご家族の創意工夫でそのようにしているそうで,しっかり伝の心を使っていました。
こういった場合,私はあえて手を出しません。
ただ,せっかくですのでサイバニックスイッチを試しましたけども。

夜は研修会。
中島社長は体験会を行い,たくさんの方がmiyasuku EyeConSW を体験しました。

隠岐の島の各島から50名以上の方が集合。
なかなか熱心な方が多かったです。
たかがコミュニケーション支援技術とはいえ,まだまだ未知の分野に思う方も多かったようですね。

私の研修会では定番のスカイプでの在宅患者やさんとのやりとり。
今回は,近江国の田中あかりさんとお母さまのひとみさんが登場。
もういつものやりとりです。
会場のネット回線に問題がありましたが,いつもより長い20分ほどリアルタイムでお話できました。
いつもありがとうございます!

愚痴:役所のネット環境はムダに制限が多すぎ!意味なし!ネット規制しててもUSBメモリや添付メールを使っているようじゃダメ~。アクセス制限をきちんと管理したNASとかきちんと使ってるのかねえ。

先に述べましたように,この日は国際福祉機器展。
出雲国大学のソフトウェアも頑張っていたようです。
もちろん,ユニコーンのmiyasuku EyeConSWはいうまでもありません。
こうして,ユニコーンも出雲国大学も,開発責任者が島に行っているにもかかわらず,重要イベントに関われているのは幸いでした。

近くて遠い隠岐の島。
中島社長との2日間はなかなか濃密なものでした。
特に,保健所のみなさんとの懇親会でのできごとは印象深かったです。

そう,中島社長のキレ芸,いや男気あふれる振る舞い。
なんと!懇親会に参加した7名分の飲食費を知らぬ間に***!!!

これから隠岐の島との関係がどうなるかわかりませんが,とても意欲の高い理学療法士さんとも出会えましたし,また会いたい患者さんもいますし,きっとまた訪問するのだと思います。
島根半島から見えるくらいの隠岐の島ですからね。

今回は時間の都合上,往復とも飛行機でしたが,次回はフェリーがいいなあ。
やっぱり船は楽しいものです(*^^*)

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