レッツ・チャットでこんにちは。

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「岩手県特別支援学校情報教育研究大会」にてお話の機会をいただきました。
ありがとうございました。

現場の教諭が多数参加するとのことなので、話よりも体験・実感を重視しました。
目玉として、鹿児島の陽菜さん(小4・SMAⅠ型)とのスカイプ会話を盛り込みました。
陽菜さんは微かに動く右足の親指でピエゾ素子センサーを撫で、レッツ・チャットをブラインドタッチできます。
日常会話もなんなくこなします。
伝の心もバシバシ利用。
もちろん、ご家族をはじめ、支援者さんの継続的な努力があったからこそです。

陽菜さんはSMAⅠ型の子どもでも、教育次第では十分なコミュンケーション能力を持つことを明らかに示してくれました。
これは、資料を読んだだけでは実感できませんし、たとえ十分な想像力を持ってしても、リアルタイムで交流する方法には及びません。
それがスカイプ越しだとしても。

スカイプ越しに不動の陽菜さんによる「アイパッド伊藤先生」「こんにちは宜しくお願いします」のすばやい文字入力を目の当たりにし、会場一同驚きの眼差し。
現状では、SMAⅠ型児童へ訪問教育の現場では、まだまだ読み聞かせがせいぜいなのです。

岩手でも陽菜さんと語り合えるSMAⅠ型の子どもが一人でも多く出てきて欲しいですし、絶対にそうなるべきです。
沈黙の子どもたちに言葉を!
自分に何ができるか、いろいろ探っていきたいと強く思いました。
岩手路の大きな収穫です。

20141122_01

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