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COVID-19 対応について (2020年3月26日現在)
通常通り,現地にて開催する予定です。外出が不安な方は,オンライン参加が選択できます。なお,申し込み後も変更可能です。

*情勢の変化に応じて開催方法を随時検討していきます。

新着情報

  • 3月26日 チラシ・要項を更新しました。
  • 3月6日 ネット登壇する金森さんが講演内容のアンケートをとっています。こちらです。
  • 3月3日 日本福祉大学の金森克浩さんがネット登壇されることになりました。講演時間は,お昼もしくは午後を予定しています。決定次第,本サイトにてお知らせします。
  • 3月2日 支援機器メーカーさん等のZoomCMを募集しています。時間は休憩時の10分。10分間3,000円で自由にお話いただけます。3-4枠を用意いたします。 会場に行かずとも、ズバリの顧客層にアプローチできます! 参加者は,オンラインを含めて80名程度を想定しており,30名以下になった場合は返金いたします。お問い合わせは,伊藤(ito@poran.net)まで。

ハイブリッド開催とは?
「現地参加」 と 「オンライン参加」(Zoom利用) が選べます!

現地参加のメリット

  1. 講師と交流ができます
  2. 支援機器の体験ができます
  3. 盛岡の美味しいものが楽しめます

オンライン参加のメリット

  1. 急な予定変更でも参加できます
  2. ケアしながらでも参加できます
  3. 全国どこからでも参加できます

施概要

どんなに障害が重くこれまで意思の表出が難しいとされていた人でも,身近になったテクノロジーを活用することで表出が可能となり,周囲とコミュニケーションが図れるようになります。たとえば「視線入力」等の最新のテクノロジーを使いこなせば,大きく生活の質を豊かに変えることができるのです。
日頃,視線入力やスイッチ操作の技術を広め,子どもたちや周囲の人たちを笑顔にしているエキスパート3名によるセミナーを開催します。

日 時 2020年3月29日(日)09:30~15:00
場 所 アイーナ(いわて県民情報交流センター) 7階 701・703
    〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号
内 容 講演・事例紹介・個別相談・視線入力体験
定 員 100名 (現地50 + オンライン50)
参加費 一般:2,000円  学生:1,000円 ※資料代として ※事前払込み(銀行振込・PayPay)
    障害当事者につき介助者1名まで無料
    呼吸器ユーザーの介助者は2名まで無料
    高校生まで無料

参加方法

  • 現地参加 もしくは オンライン参加(Zoom利用)が選べます
  • オンライン参加にはインターネット環境が必要です
  • 参加費は事前払込みです(銀行振込・PayPay)
    ※お申し込み後にメールで送金方法をお知らせします
  • 参加方法は申し込み後に変更可能です
  • COVID-19の影響によりオンライン開催のみになる可能性があります

申し込み(Doorkeeper)

懇親会

3月28日(土)19時30分から盛岡駅周辺で開催

タイムテーブル

09:00~09:15  受付
09:20~09:30 オープニング
09:30~10:40 講演① 福島
10:50~12:00 講演② 伊藤
12:30〜13:00 ランチョン講演 金森
13:00~13:15 講演①・講演②・ランチョン講演の質疑
13:20〜14:00 講演③ 引地
14:00〜14:30 全体討論
14:30~14:40 クロージング
終了後、30分ほど体験会

~講演~

講演①「デキルことを活かしてコミュニケーションを拡げよう」
福島 勇(福岡市立今津特別支援学校・教諭)
肢体不自由の程度が重度な子どもたちは、遊びやコミュニケーション、学習をする上での困難さがあります。何度やってもうまくいかない…そんな日々を繰り返すと「どうせ私がやってもデキナイや」という諦めの気持ちが生じ、受動的・消極的になってきます。また、周囲の大人も「この子は肢体不自由が重度だから◯◯デキナイ」と評価しがちです。そういう見方・捉え方で周囲の大人が関わっていては、彼らの「デキル力」を見過ごす危険性があると思っています。もちろん、何も手立てが無ければ彼らは「◯◯デキナイ」まま…
でも、現代にはテクノロジーがあります。なかでもICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)を含めたAT(Assistive Technology=支援技術)は、彼らの「デキル力」を活かす手立てになります。スイッチやiPad、視線入力などの支援機器を活用した事例を通して、彼らの自立と社会参加について考えてみましょう。

講演②「けっこう重い知的障害のある児童への視線入力によるアプローチ」
伊藤 史人(島根大学・助教)
ローコスト視線入力装置の登場により、誰もが視線入力環境を手に入れることができました。視線入力は文字入力の効率化がすべてではありません。比較的重い知的障害のある児童へのアプローチとして、極めて有効なのです。認知機能により、スイッチやタブレットが使えない児童でも、視線入力によりアプローチが大幅に増えたのです。本セミナーでは、視線入力訓練アプリEyeMoT等を活用した方法を、実例とデモにより具体的に紹介いたします。

講演③「テクノロジーの活用で『できる』『わかる』を見つけよう!」
引地 晶久(西部島根医療福祉センター・作業療法士)※ネット参加
重度の身体障害と重度の知的障害を併せ持つ重症心身障害児(者)のリハビリテーションは“命を守る”ことが最優先されています。しかし、命を守ったその先の“生活”は、“未来”はどこまでアプローチされているでしょうか?どんなに重度であってもテクノロジーの活用で「できる」ことが見つかります。外見からでは分かりにくいこと、今まで推測しかできなかったことが、テクノロジーの活用で「わかる」きっかけを作れます。今回は視線入力装置の活用を中心に、重症心身障害児(者)の可能性をひろげるヒントを一緒に見つけていきたいと思います。

ランチョン講演「すぐには役立たないかもしれないけど面白そうな支援技術」
金森 克浩(日本福祉大学スポーツ科学部・教授)

~講師紹介~

伊藤 史人
島根大学総合理工学研究科 助教
2015年に開発した視線入力訓練ソフト「EyeMoT」は、全国の支援学校等の約4割で導入されている。EyeMoTの活用により、重度障害児の教育&療育スタイルに大きな変革がもたらされた。特別支援教育におけるテクノロジー活用の講演活動等を行う。バリアフリーマップアプリ「WheeLog!」最高技術責任者。017年日本賞クリエイティブ・フロンティア部門最優秀賞、2018年島根大学研究表彰および優良教育実践表彰を受賞等受賞多数。
ブログ: https://www/poran.net/

福島勇
福岡市立今津特別支援学校 教諭
1989年以降,勤務校において重度・重複障害を含む肢体不自由児へのAAC(Augmentative and Alternative Communication=拡大・代替コミュニケーション)およびAT(Assistive Technology=支援技術)のコーディネートを担当するとともに,厚生労働省心身障害研究および独立行政法人国立特別支援教育総合研究所の研究協力員を務める。2015年 文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞。
ブログ:http://sam-eatlab.blog.jp/

引地晶久(ネット参加)
西部島根医療福祉センター 作業療法士
島根県の支援者へのIT支援の指導を行うだけでなく,全国の病院での研修会講師や家庭への訪問を行い,重症心身障害へのテクノロジー活用の普及活動を行っている。2019年,読売療育賞 最優秀賞を受賞。

金森克浩(日本福祉大学スポーツ科学部・教授)
2008年から9年間特総研において教育の情報化に関する手引やデジタル教科書、ICT活用に関するリーフレット作成などに携わってきた。また,【kintaのブログ】で特別支援教育におけるATやICTの活用について様々な情報を日々発信している。 

特別支援教育士スーパーバイザー。福祉情報技術コーディネーター1級。
文部科学省「教育の情報化に関する手引」作成検討会構成員。
文部科学省「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議」委員。
文部科学省「障害のある児童生徒の教材の充実に関する検討会」委員。
NHK for School「ストレッチマン・ゴールド」番組委員。

申し込み(Doorkeeper)

主 催 島根大学ヒューマンインタフェース研究室(出雲国スイッチ工房)
後 援 ぽけっとの会 重い障害の子供たち・人たちの地域生活を豊かにする会
    ぽっぽの会 重い障がいがある在宅者の生活を豊かにする会
    岩手県重症心身障害児(者)を守る会

問い合わせ ictiwate2017@gmail.com (菊池直実・岩手県立一関清明支援学校教諭)

参考資料

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