時代に合わせよう!国立大学でArduino教育用マイコンを使った実習

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私が工学系の大学教員だと知っている人は少ないでしょう。おそらく,多くの人は私を得体のしれない放浪者だと思っていることでしょうから。

しかしですね,いちおう授業もやっているのです!ただし,最下層の教員ですから,座学授業は少なく,いわゆる「学生実験」がメインです。

今期の学生実験のうちひとつは,電子回路の観測とマイコンの実習を担当。

マイコンは,時代に合わせてArduino(アルデュイーノ)を選定しました。実習内容は私が夜な夜な試行錯誤して決定。

LEDの簡単な制御(いわゆるLチカ)に始まり,息抜きに圧電ブザーでビービーいわせて,何となくサーボモーターの駆動を体験して,最後には温度湿度センサーの活用までの5時間。ちょっと盛り込み過ぎな内容です(^_^;)

ただ,Arduinoは中学か高校生が使う教育用マイコンですから,国立大学の実習で使うのは躊躇しました。曲がりなりにも工学系の専門科目ですし。

本当は,機械語やアセンブラを使うマイコンがそれっぽいのでしょうけどね。今の時代に合わせれば, IDE上で高級言語をあやつり,高機能なライブラリを活用しての開発がデフォってところでしょう。

今日は初回でした。無事終わってちょっと緊張が解けました。どんなことも,はじめてのトライは準備を含めて大変です。

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