重度重複障害児の「見えていない」にも希望がある!かもしれない
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お世話になっている日本福祉大学の金森さんから興味深いサイトを教えてもらいました。
そこで紹介されているサイトには,大脳性視覚障害(CVI)でも「希望がある!」としっかり書かれていました。さらに,こんなことも。
幸いなことに,CVIは適切な介入によって改善でき,多くは改善できることです。ロマン博士の調査によると,意欲の高い親を持つCVIの子供たちのグループでは,97%の子どもが平均3.7年でフェーズIからフェーズIIIに移行しました。(中略)
https://littlebearsees.org/what-is-cvi/
重度重複障害児の「見えていない」は,CVIが関係すると言われています。特に脳性まひの児童については,その割合が大きいことが知られています。
低酸素脳症や脳血管障害等による脳の損傷により,眼球は正常でも脳の視機能に問題が生じて「見えていない」という障害を引き起こすのです。
- 重症心身障害を有する大脳性視覚障害児の視機能評価 (アイの広場)
われわれの EyeMoTシリーズの利用者の中には,「見えていない」とされた子どもでも根気強く使い続けたことで,「見えているのでは?」となった人は少なからずいます。上記サイトの「希望がある!」をやんわり裏付けるものと言えそうです。
CVIの研究といえば,どうしてもその要因や評価についてが多いものでした。かなりの割合でリハビリ効果があるとなれば,積極的に行っていくべきでしょう。もちろん,リハビリの研究もされていますが,肝心の現場ではあまり認知されていません。
とにもかくにも,関係者にとって「希望」が持てるというのがうれしいですね。
よし,EyeMoTでCVIのリハビリが楽しくできるようにしよう。
参考
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