「知的の子」?頭がとてもいい子のこと?

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集中してPC作業をするときは、ちょくちょくマクドナルドに行きます。

ネット環境もあるし、安くておいしいからです。

(なぜか、マクドナルドがおいしいというと過剰反応してくる人がいるけど)

どちらのお店でも、店頭で注文すると「お召し上がりですか?」と聞かれることがあります。

食べないために注文することはないだろって。

島根でも岩手でもそう。

もちろん、意味はわかります。

「(店内で)お召し上がりですか?」ということは。

私は性格が悪いので、タイミングが合えば「それは店内でということですか?」聞き返します。

おそらくは、スタッフ間の会話で「お召し上がりのお客」「お持ち帰りのお客」で分けているのでしょう。

その結果、接客でも「お召し上がり」をそのまま使ってしまうのかなと。

同じようなことが、支援学校の教諭からも聞こえてくることがあります。

いわゆる「知的の子」です。

「知的(障害)の子」だということは文脈でわかりますが、部外者の私としてはすごい違和感。

はじめてこれを聞く人だったら、「特別に頭のいい子」と思うかもしれません。

ということで、実父・実母に実験してみました。

父は農学博士、母は大学を出ているので、知的能力は大丈夫だと思います。

まっとうな反応でしょうね。。。

聞いたことのある用語ではないので、当たり前のことです。

こんなことは、さまざまな分野であるわけで「中の人」同士でわかればいいわけです。

「写真」の場合、病院内でならX線写真かもしれませんし、お年寄りならフィルム写真、若い人ならスマホの写真モードで撮る静止画、昔の設計事務所なら青写真なんてことも。

「スイッチ」ひとつとっても、子どもならニンテンドースイッチでしょうし、家庭なら電灯のスイッチ、ネットワーク技術者ならスイッチング機器ですね。

つまり、共有する知識によって、もともと広い意味を持つ用語が特定の意味に規定されるわけです。

注意しなければならないのは、共有知識を持たない「中じゃないひと」には通用しないか大きな誤解を与えるという一点。

「店内でお召し上がりですか?」と、「店内」を入れるだけできちんと通じるわけですから。

明日またマクドナルド行ってみるかな。

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