【告知】日本福祉介護情報学会・第19回 研究大会(盛岡)

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2018年11月17日,出雲国大学での授業を終えてすぐ,こちらの用事で盛岡へ。18日午後はに盛岡でのシンポジウムです。

岩手県立大学の小川晃子教授が声をかけてくださりました。

午後のシンポジウムは無料とのことですので,お近くの方はぜひ!

以下,公式サイトより転載です。

第19回研究大会

1.大会趣旨
高齢者・少子化の進展を背景として、我が国においては現在、制度・分野ごとの縦割りや支え手・受け手という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながる「地域共生社会」づくりが進められています。

一方、IT(情報技術)の進展は著しく、AI(人口知能)やIoT(モノがインターネットのように繋がる)技術が、福祉分野でも活用されるようになってきています。こうした技術を実装するにはまだ多くの課題があるものの、高齢者や障害者等の当事者がこうした技術を活用することは主体形成となり、地域社会における人と人、人と資源の新たなつながりをつくる可能性をもっています。

当事者を含めた個々人がITを活用すること(マイクロシステム)と、当事者と支援者をつなぐための情報化(メゾシステム)、支援者間をつなぐ情報化(エクソシステム)、及び制度等の情報化(マクロシステム)は有機的につながっており、地域福祉の環境を形成していると考えることができるのです。(図参照)

本学会ではこれまで、ソーシャルワークとしての情報活用を重視する立場から、研究大会においても地域包括ケアなど地域のネットワーク形成の情報活用を主たるテーマとしており、高齢者・障害者など当事者におけるIT活用を正面から取り上げることはありませんでした。しかし、上記したように、当事者・住民の情報化は、地域の情報環境形成と密接に関連していると考えられます。

そこで、本研究大会においては、「地域共生社会の情報環境―IT活用による当事者・地域の主体形成を目指して」をテーマとし、高齢者・障害者を含む住民のIT活用が主体形成となり、それが地域共生社会の環境形成にも資することを明らかにしつつ、さらに環境形成に必要な社会技術の開発とは何かを検討し共有することを目指しています。

2.テーマ
地域共生社会の情報環境―IT活用による当事者・地域の主体形成を目指して─

3.主催
日本福祉介護情報学会

4.開催校
岩手県立大学

5.日時
2018年11月18日(日) 10:00~16:30

6.会場
いわて県民情報交流センター 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号

■午前:7階 岩手県立大学アイーナキャンパス(学習室1・4)
■午後:8階 会議室812

7.プログラム
9:30~ 受付開始
10:00~12:00 自由研究発表 (会場:7階 学習室1・4)
*学会入会手続き中の発表申し込み者のお名前は入会承認後に改めて記載します。

【A会場(学習室1)】
1 10:00~10:30 北舘 一弥会員(日本IT広報)
2017年度 研究・実践企画奨励助成研究報告「特別養護老人ホームにおける利用者支援向上のためのケアワーク記録の活用に関する研究―援助者によるケア記録の活用を妨げる構造の解明-」
2 10:30~11:00 村田 道彦会員(東北文化学園大学)
「意思疎通が困難な施設利用者に対する場面観察方式とその教育的実践プログラム開発・効果に関する研究」
3 11:00~11:30 漆山 純一会員(東北福祉大学)
「人型ロボットPepperを用いた重度障害者コミュニケーション支援に関する研究―操作アプリケーションのプロトタイプの開発-

【B会場(学習室4)】
4 10:00~10:30 田井 義人会員(摂南大学 経済学部)
「高齢者等の就労へのICT 利活用による福祉・介護分野での社会保障環境財源対策への一考察―モザイク型就労と『手続き記憶』へのICT利活用の考察から-」
5 10:30~11:00 岡田 哲郎会員(東京通信大学)
「地域活動における個人情報の保護と活用のあり方~2つの現場におけるアクションリサーチを通して~」
6 11:00~11:30 島田 拓巳会員(八戸市高齢福祉課)
「青森県八戸市における生活支援体制整備事業の現状と今後の展望~住民ニーズと主体性を引き出す地域福祉実践を目指して~」
7 11:30~12:00  玉置 好徳会員(梅花女子大学)
「福祉情報活用主体の形成に関する研究」

12:00~12:40 昼食(会場:学習室1・4)
12:40~13:10 学会総会(会場:学習室1)
13:20~13:50 基調報告(会場:8階会議室802)
テーマ「地域共生社会の実現とICT活用」 高橋紘士(東京通信大学・日本福祉介護情報学会顧問)
13:50~14:00 休憩

14:00~16:30 シンポジウム(会場:8階会議室802)
「IT活用による当事者と地域の主体形成」

14:00~15:20 実践事例報告
①障害者と地域の主体形成
伊藤史人
(島根大学:NHK主催教育コンテンツ国際コンクール日本賞にて「EyeMoT」が経済産業省大臣賞を受賞。重度障害者の「生きたい」を支援)
板倉ミサヲ
(岩手県立となん支援学校・ITによる支援を活用し72歳ではじめて就学)
菊池直美
(岩手県立盛岡青松支援学校・特別支援学校のICT活用を促進するI-C”tいわて事務局)
笠井健
(北良株式会社代表取締役:避難が困難な障害者等の災害支援)

②高齢者と地域の主体形成
小川晃子
(岩手県立大学:日本福祉介護情報学会理事:高齢者の能動的な安否発信であるお元気発信を基盤としたコミュニティづくりに取り組む)
東根弘子
(お元気発信利用者・元民生委員・老人クラブ会長)
酒井和雄
(川前地区高齢者支援連絡会会長)

③医療福祉の連携と地域の主体形成
鎌田弘之
(盛岡赤十字病院健診部部長:釜石市平田における重層的見守りに取り組む)
古川明良
(社会福祉法人清風会 特別養護老人ホームあいぜんの里施設長)

15:20~15:30 休憩
15:30~16:30 パネルディスカッション
上記事例発表者に以下の4名を加え、パネルディスカッションを行う。
【コーディネーター】小柳達也(八戸学院大学)
【コメンテーター】
佐藤哲郎(岩手県立大学:コミュニティワークの主体形成とICT活用)
齋藤昭彦(岩手県立大学:公共政策と主体形成)
長谷川高志(日本遠隔医療協会・岩手県立大学:遠隔医療と主体形成)

17:00~19:00 懇親会(場所「スカイメトロ」マリオス20階)

8.参加申し込み
(1)参加対象
本学会会員にかかわらず、関心のある方であればどなたでも参加できます。
(2)参加申込
別紙「参加申し込み」書(p.7)に必要事項を記載し、電子メールまたはファクシミリで、大会事務局
(taikai2018@jissi.jp)までお申し込みください。
(3)昼食
弁当の事前注文(10月30日(火)まで)を受け付けます。税込700円(お茶つき)です。

大会会場のアイーナ1階には牛丼屋・ラーメン屋・コンビニエンスストアがありますが、いずれも昼時は混雑します。総会の時間の関係もありますので、できるだけ弁当を注文してください。

(4)懇親会
①会場:スカイメトロ(盛岡市盛岡駅西通2丁目9−1 マリオス20階)
②費用:一般 4,000円 学生 3,000円
③参加申し込み:必ず事前(10月30日(火)まで)の参加申し込みを行ってください。
④備考:直前キャンセルの場合、費用負担していただく場合があります。
※弁当と懇親会参加は必ず事前(10月30日(水)まで)の申し込みをお願いいたします。

9.参加費
【大会参加費ついて】
①会 員(一般) 2,000円 ②会 員(学生) 1,000円
③非会員(一般) 3,000円 ④非会員(学生) 1,500円

※法人会員は2名まで一人2,000円、3名目からは一人5,000円となります。
※当日会員申込をした場合は、暫定会員として会員と同じ参加費になります。
※参加費は大会当日、受付にてお支払ください。事前の振り込みなどは受け付けておりません。

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