【ぶるぶる】EyeMoTの風船割りは、ボディソニック(振動スピーカー)に対応しています

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重度障害児が視線入力に取り組む際は、「振動」の活用がとても大事です。人とコンピュータ画面の中で起きていることを紐づけるのは、本来はたいへん難しいからです。

視線入力で操作した結果が画面に表示されても、それが自分の操作であることを認識しにくいのです。

手足を自由に動かせる子どもでしたら感覚統合ができている可能性が高いので、自分とコンピュータ画面が離れていてもその関連を理解しやいといえます。

一方で、感覚統合が不十分だと、自分で操作した結果が画面に起きていてもそれを認識しにくい状態となります。

われわれは、これを重大な問題と考えており、EyeMoTの開発初期から振動フィードバック機能を設けていました。

EyeMoTの風船割りは、EyeMoTボックス以外にも、ボディソニックにも対応しています。

ややわかりにくいと思うので、少し整理します。EyeMoTは、振動フィードバックを行う方法として2つあります。

1つ目、EyeMoTボックスの利用。

風船割りはEyeMoTボックス(旧バイブマン)に対応しており、風船が割れたときにリレーが動作するようになっています。リレーのON時間は設定可能です。

振動モーターや扇風機を取り付けて、操作している人に任意のフィードバックを加えることができます。必要なものは、EyeMoTボックスと振動モーター等です。

2つ目、振動スピーカーの利用。

タイトル画面の「ボディソニック」をONにすると、風船が割れるときに、振動スピーカー用に低周波の音を出力します。

人間の耳には聞こえにくい音ですが、振動スピーカーはしっかり反応します。

振動スピーカとして使えるものはいくつかあります。Woojerやエンンサウンドのエンサウンドクッションは比較的入手しやすいでしょう。

VRの普及が進むにつれて、振動フィードバックが再び注目されるようになってきました。

近いうちに、重度障害児の教育環境には、振動フィードバックが必須になると思います!

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