日本賞2017の本審査で一番いい賞を取るための準備④

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あまり知名度のない日本賞。
とはいえ,せっかくの大きな国際コンテスト。
幸運にもファイナリストに選ばれたので,マイナーな福祉工学分野の宣伝のためにがんばりたいと思っています。
重度障害者 × 視線入力 × 成功体験 がキーワード。


私は障害者。
言語障害者。
まともに英語が話せない,紛れもない英語障害者なのです。

なので,合理的配慮として英語が話せるようになる支援機器の導入を決めました。
ヘッドマウントディスプレイ MOVERIO BT-200 がそれです。
3年前に購入したまま,あまり出番がなかった製品ですが,まさかの登板となりました。
今年,後継機となる BT-300 が発売されましたが,今回の用途では BT-200で問題ないでしょう。

そういえば,開発会社のEPSONの型とお会いしましたね。

さて,これをどう使うのか?
そう,英語のカンペを表示してあたかも話しているようにするのです!

ヘッドマウントディスプレイというのは,文字通り頭に装着する表示機。
BT-200/300 はメガネ型となっており,一見ごっつい眼鏡のようです。
装着している人にはレンズの向こうにディスプレイがあるように見えます。
光学的に距離を作り出して映像を表示しているわけですね。

ただ問題点もあります。
光学的に距離を作り出しているということは,遠くにディスプレイがあることになっています。
つまり,私のように目が(顔も)悪いと実空間と同じようにぼやけて見えてしまいます。
眼鏡を着けながらベッドアップディスプレイをかけることもできますが,二重に眼鏡を着けることとなってしまい安定した装着ができません。
私は近視用眼鏡を使っていますから,その問題を解決する必要がありました。

しかし!
製造会社のEPSONは考えています。
眼鏡フレームのような部品が用意されており,それにレンズを装着して本体に組み込めば,眼鏡をかけずに視力を矯正することができるのです。
コストがかかりますけども。

ということで,近場の眼鏡市場に「フレームのような部品」を持ち込んでレンズを入れてもらいました。
しめて12,000円ほど。
ついでに普段使いの眼鏡も購入。

おお,よく見えます。
コストをかけただけの効果が得られました。

あとは練習あるのみ!
ネイティブの方に録音してもらった発表用スクリプトの音声の聞き込みと発声練習。
スライドとスクリプトの連動や,立ち振舞のシミュレーションも☆

久々に戦々恐々としております。

 

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