不随意運動と視線入力
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吉村さんは,身体障害により不随意運動があります。
しかしながら,視線入力をたいへん上手に行えます。
その理由として,視線制御ソフト「Hearty Ai」の開発経験があるためと考えられます。
開発を行う上で,デバック等でかなりの時間を視線入力を行っており,自然に視線入力訓練となっていたのです(たぶん)。
このことは、重要な示唆を与えてくれます。
不随意運動があっても,訓練により正確な視線入力が行えることを示しているのです。
視線入力装置自体にも揺動対策が実装されていますが,常に十分に動作するとは限りません。
「Eye MoT」のようなソフトで訓練を続けることで,視線入力の精度はどんどん高まります。
いきなり文字入力を行うのではなく,まずは簡単なゲームなどで成功体験を積み重ね,自信を付けていくことが重要でしょう。
特に児童の場合はそうです。
視線入力装置が安くなりつつある現在,視線入力は重度障害者にとって,コンピュータ等の便利な操作方法として広く認知されていくはずです。
今後,じっくり練習して効果が上げられるソフトやノウハウが求められています。
視線入力訓練ソフト「Eye MoT」
http://www.poran.net/ito/research/eyemot