想定外の筋電検出

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筋電演奏家「ゴーシュ」,まだまだ働けることが分かりました。

しばらく意思表出ができなくなっていたALS患者さん。
眼電位(EOG)はそれなりに検出できており,グラフ描画のフィードバックにより眼電出力が上達。
これは他の患者さんでもよく見られる傾向です。
眼電位によるコール利用は十分可能でしょう。

そして,帰りがけにPTさんの提案で大腿部の電位を取ると,画面をはみ出すほどの出力が!!
もう,しばらく意思伝達装置が使えていませんでしたが,大腿部の筋電位によりスイッチ入力の可能性が見えてきました。
検出できた信号は相当に大きく,疾患の進行が進んだこの状態としては大変な驚きでした。
同席したPTさんやヘルパーさんたちも衝撃を受けていたようです。
旦那さんも嬉しそう。

宿題,ありがとうございます。
「ゴーシュ」は,配布版の完成がおそろしく遅れており,数名の方にはご迷惑をお掛けしています。
グッと優先順位を上げて完成させないといけません。。。

今回は学生を同席させました。
重度障害者のテクノロジー利用のリアルな現場を体験させることができました。

20150818_01

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