重度障害者の「直接利用」と「間接利用」を意識したテクノロジー利用支援

Visits: 304

ここ数年、重度重複障害の児童と接するようになって、支援機器と障害当事者の関係を考える機会が増えました。

コンベンショナルな支援機器は、「拡張・代替」をベースとしたものといえ、それを実現するモノはもうたくさんあります。

上図でいえば、左上部分の「直接利用」になります。

たとえば、当事者が直接使うスイッチ・視線入力装置や意思伝達装置。

私は新参者ですし、支援学校教員でもATの専門家でもないので、ここに焦点を当てたアプローチをしても仕方ありません。

一方で、重度重複障害のある方は、これまで使えるモノが少なく、実際の現場ではほぼ無い状態でした。

そんなこともあり、私の得意とする「谷間戦略」を基本に活動してきました。

上図でいえば、左隅部分の「積極的な間接利用」になります。

われわれが開発を続けているEyeMoTシリーズのテーマ「わかっていることがわかると、まわりが変わる!」は、まさにそれを目指したものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です