校長先生(脳幹梗塞)、がんばれ!

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どんな職業であっても,病気は突然に人生のドアをノックしてきます。
いや,ノックしてくるならまだいいのでしょう。
突然土足で入り込んでくる無礼な輩もいるようですから。

落花生国は松戸の岡野さん。
去年まで校長先生だったそうです。
脳梗塞で生死をさまよい,何とか命は取り留めました。

熱心な息子さんから連絡をいただき,さっそく行ってまいりました。
もちろん,ネットへの顔出しを前提とした訪問。
これが私のスタンスです。

事前に動画を見せてもらっていたので,視線入力は間違いなくできることは分かっていました。
すでに「伝の心」がレンタルされていましたが,残念ながらつかっておらず。。。
ご家族もそれを見て,視線入力に期待をもったようです。

視線入力がすべてを解決するわけではありません。
ただ,多くの場合でスイッチよりも効率よくアウトプットできる方法であることは確かです。
あとは,目的と使い方。

さて,岡野さんの場合も,いつもの手順で作業開始!

  1. 依頼者の目の動きを目視で観察する
    • ここで目の動きが悪いのに視線入力を試すのはちょっとした虐待
  2. 固定具をおもむろに設置する
    • 業者さんでも無いのにモクモクと作業するのは双方で気まずい
  3. 設置しながらの雑談で情報収集&情報提供する
    • 固定具の入手方法とかなんとかのうんちく
  4. EyeMoT 3D で確実に視線入力を成功させる
    • すべてはこれにかかってます。100%成功させないといけません
    • 「まずはキャリブレーションしてみましょう」などもってのほか!
  5. EyeMoT 2D の塗り絵や射的で確実性を確認する
  6. うまくできそうなら,EyeMoT 2Dの文字入力ゲームをやる
  7. さらにうまくできそうなら,miyasuku EyeConもしくはハーティーラダーをやる

今回は実にうまくいくケースだったので,上記7まで小一時間で実施。
きっと,ご家族でも,しばらく紆余曲折あると思いますが,結果的にはうまく導入していけるでしょう。

脳血管障害による障害の場合,まずは生きているだけですばらしいことです。
さらに,幸いにも病気の進行はありません。
どんどん改善する一方なのです。

コミュニケーション機器に関していえば,きちんと使えば使うほど上達していき,かならず社会活動も再開できるのです。

岡野さん,日本発の呼吸器を付けた夜間学校の先生を目指してくださいね。
(夜間学校の先生に登録する予定だったそうで)

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