「個人情報」、*****!私の個別支援活動で顔出しをお願いする理由。

*2017.10.11 所属大学に本エントリーに関する匿名の投書がありました。
そのため,タイトルの一部を修正しました。修正箇所:「クソ喰らえ」

たびたび個別訪問による支援活動を行います。
対象となる当事者が外出しにくいことが多いですし,やはり療養環境あってこその生活ですから,どこかの「会場」では本当の姿・問題がみえません。
また,私の向学のために現場を知っておきたいというのもあります。

個人への訪問活動は,あまりにも属人的で,その場限りであって,社会全体でみたら何の問題解決にもならず,焼け石に水のごとく思う方も多いでしょう。
でも,私はそうは思いません。
なぜなら,以下の明確な理由があるからです。

重度障害者のコミュニケーション技術をひとつとっても,各人の困難の原因は他の人々と共通であることが多いもの。支援活動そのものをネット上で検索可能としておくことで,必ず誰かの問題解決のヒントになる!

ここで重要なのは無用な匿名化は絶対に行わないということです。

もし,映画の登場人物全員の顔がモザイクだったらどうでしょう?
何の感情移入もできず,現実味を感じることが一切できないでしょう。

もし,登場人物の名前がAさんとかBさんだったらどうでしょう?
どんなにイケメン・美女であってもすっかり存在感がなくなってしまいます。

これは,個別訪問による支援活動記録についても同様なのです。
匿名化は,せっかくの具体的な情報の価値を大きく下げてしまいます。
無用な匿名化は避けなければなりません。

誰だかわからないようにしてしまうと,もはやフィクションに近い印象さえ与えてしまうのです。
昼のワイドショーの再現ドラマで,フルネームの(仮名)が使われるのは,本名は隠してもできるだけリアリティーを維持するための技術でしょう。
まあ,モザイクや伏せ字は「私は個人情報を守る倫理観の高い人デス!」をアピールできますけども。

しっかり顔出しして,名前や住んでいる地域をある程度明らかにすることで,たとえ簡易的な支援活動の記録であっても無視できないインパクトを持たせることができます。
重度障害者の個人的な情報を出すのはいかがなものか?という意見もわからないわけではありませんが,個人の属性を情報を明らかにすることで,得られるメリットはデメリットを大きく上回るのです。
いずれ,メリット・デメリットについてまとめて見たいと思いますが,何よりも以下の無視できない現象があります。

「情報」は公開者により多く集まり,ひたすら集めるだけの秘密主義者には残りカスしか集まらない。

考えてみれば当然のことです。
より多く情報を公開している人には,提供された側との間に「貸し借り」ができています。無意識であっても。
人は常にバランスを取りたがる生き物ですから,情報を提供された側は,これまで情報を提供してくれた人に何らかの「有益な情報」を提供したい気持ちが生まれます。
スーパーの試食はまさこれで,一般に,一貫性の原理・返報性の原理 などと呼ばれます。

さらには,顔出し名前出しによって,情報を受け取った側には親近感が生まれ,公開者には自動的にお友達候補が増えます。
SNS 上でのみ知っている人と実際に会った時,コミュニケーションが円滑になりやすいのは誰もが経験していることでしょう。
これをうまく使うと,顔出し名前出ししているのが重度障害者であれば,貴重なリアル支援者を増やすことにつながります。
実はこれが最大のメリットなのかもしれません。

以上のことから,「個人が特定できないように」と言う方への訪問は控えるようにしています。
多大な経費・時間をかけて個人訪問による支援をしても,他の誰の役にも立たないからです。
まさに労力の無駄遣い。私が行く必要はありません。
お金を出して,プロに頼めばいいのです。
もし,それでも支援をしてほしいということなら,実費をいただく以外にないでしょう。

私がこの「ポランの広場」で意図的に個人情報をバラまいているのは,ざっくり上記の理由がありました。
デメリットも考えなくてはなりませんが,幸いにもこれまで困ったことは起きていません。

これからも,必要な個人情報のダダ流し活動を続けていきたいと思います。←「必要な」を追記 2017.10.10
ジワジワと重度障害者の支援環境を改善できる方法だと確信しているからに違いありません。

不快に思われた方がいましたら,この場を借りてお詫び申し上げます。

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