【延長募集】EyeMoT視線入力アート2026の締め切りを延長しました。
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EyeMoTの視線入力アートは全国に広まり、たくさんの重度障害児たちの表現をささえ、支援者の楽しみにもつながっています。
現在、延長募集中の作品集には60作品の応募がありますが、2024年版を上回る70作品を目指しています。
【作品募集】EyeMoT 視線入力アート2026 応募フォーム(締め切り10月23日→11月3日18時)
この作品集は、視線入力で描かれたイラストと同じくらい、もしくはそれ以上に描くまでの人生ストーリーが大事なコンテンツとなっています。
これまでに集まった作品にも、親や支援者の愛情が溢れ出るストーリーがたくさんです。
60作品のうちの1つには、横浜に暮らす一人の女の子とご両親の、ある日の出来事から視線入力アートへとつながっていく物語が紡がれていました。
ぜひご覧ください。
先天的に全盲・全ろうと診断された娘。目が合うことも、物を目で追うこともなく、本当に見えていないのだろうかという疑問を抱きながら、わずかな可能性を信じて過ごしていました。
2023年7月、別の用事で訪れた横浜市役所で、偶然「EyeMoTグランプリ」に出会いました。
見学していると、思いがけず娘にも体験のお誘いがあり、風船割りに挑戦することになりました。
「本当にわかるかな」
そう口にしながらも、心の中では「わかっていてほしい」と願い、緊張しながら画面を見つめていました。
スタッフの方からゲームの説明を受け、画面に現れる風船が割れる様子を見ながら、「なるほど、こういう仕組みなんですね」と納得する私たち。
娘にゲームのルールをどう伝えようかと妻が悩んでいると、スタッフの方が声をかけてくれました。
「お母さん、大丈夫ですよ。娘さんはちゃんと理解できています」
「え?」
「今、画面上で風船を割っていたのは娘さんご本人ですよ」
「今のは説明用のデモではなかったんですか?」
「いいえ、デモではありません。娘さんがご自身の視線で割っていたんですよ」
信じられず、もう一度お願いすると、娘は次々と現れる風船を見事に割っていきました。
まるで夢を見ているようでした。
夫婦で顔を見合わせ、気づけば涙が頬を伝っていました。
見えていたんだ。わかっていたんだ。
それまで知ることのできなかった娘の力を、初めて目の当たりにした瞬間でした。
その後、すぐに自宅にも視線入力装置一式を揃えました。
特に娘が大好きなのは、センサリーを使ったお絵描き。そのときどきの気持ちを映し出すように、さまざまな色や画風で自由に表現しています。
その一枚一枚が、娘の大切なアート作品です。

※EyeMoTグランプリ2023は、岩手県の北良株式会社の協力で開催しました。
