研究用途の視線入力装置といえば、ナックでしょ。

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とかく福祉教育系での視線入力装置といえば Tobii(トビー)です。もはや,ゲーム機でいう「ニンテンドー」みたいに,メーカー名が視線入力装置の代名詞になるくらいに浸透しています。

しかし,そんな常識は専門が変わればまた違うもので,特に心理系や理工系ではナック社アイマークレコーダーがよく使われてきました。EMR-9 は,国内論文やテレビの科学番組なんかでもよくでてくる視線計測装置です。

工学系の全国大会に行くとナック社のブースはたいていあって,こんなキャリブレーションフリーのシステムも展示していたりします。

精度は。。。それはある程度想像が付くというものです。

トビーの製品開発力のすごみは,装置自体の性能はもちろんのこと,関連するソフトウェアがそれ以上に素晴らしいということです。スウェーデンという国は,実のところ軍事国家で,戦闘機を頂点として高性能な兵器をたくさん作っています。兵器開発には,ハイテクがふんだんに用いられますから,高い技術開発の土壌があるのでしょう。

ナックは純日本の職人的企業です。EMR-9 はどことなく手作り感が漂います。同じメガネ型の Tobii Pro と比較してみると。。。 上が EMR-9です。

Tobii Pro はお値段もすごいのですが,そのスタイリッシュな感じがなんともステキ。写真も下側から撮影していてかっこいい。きっとスタジオで撮っていますね。それにひきかえ,EMR-9 ときたら。ガラケーで撮ったような写真です。その辺は欧米の会社はかっこよくキメてきますね。

福祉教育関連のデバイスもかっこいいのは重要ですね。こいつもなんとかしないと。

 

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