誤動作防止装置

せっかくの四国ですので、外回りのセールスマンのようにズカズカと病院や施設に押しかけました。
セールスマンにしてはむさ苦しいおっさんですが。

今回の重要なミッションのひとつに、ナースコールの「スイッチ誤作動防止装置」の設置がありました。
私の指導する学生が卒業研究に絡めて制作したもので、まったくのオリジナルです。
ざっくりいうと、「Arduinoをメインにしたシーケンサー」です。

当該患者さんは、圧電素子式センサーを眉毛の少し上に貼ってナースコールを鳴らしていました。
しかし、誤動作防止機能を有効にしても意図しない時に鳴動させてしまいたいへん困っていました。
そこで、動作の残存する足の親指を使おうとしたわけですが、一発で鳴っては誤作動の原因となってしまいます。
誤作動防止装置は、「5秒間に2回押したら鳴らす」のような条件付きの動作が可能なので、うっかりスイッチを押してしまっても大丈夫です。
看護師さんも助かりますね。

ただ、そのような機能を持つ製品はありますし、ごく単純な動作なので、それなりの知識のある方であれば作るのにはそう苦労しないでしょう。
その点、特に自慢できるものではありません。

この種の装置は、業者が売っても高い値段は付けられません。
もし、2万円以上なら買う人はいないでしょうし、5千円なら商売になりません。
仮に、ワンオフで作ってもらったら、5万円以上は確実でしょうか。
つまり、この種の製品は販売者と消費者の谷間にすっぽり落ち込んでいるのです。
簡単すぎるからこそ世の中に出てこない製品。
でも、必要とされているという。。。

その点、大学はある一定の役割を果たすことができると考えています。
マイコンを使ったツールの開発環境がここ5年で飛躍的に向上しているので、高機能な機器が恐ろしく作りやすくなっているためです。
優秀な学生なら製品レベルのツールが作れますし、技術を引き継ぐことも可能です。
やはり安定性と継続性の課題はあるものの、だからといって何もしないで課題ばかりあげつらうのはもっとも卑怯です。

まずは、今回の装置が安定して動き続けることを願うばかりです。

20141129_02

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