ALS患者さんのスイッチ入力を復活させる訪問(南部国)

By | 2017年10月2日

2017年9月下旬,南部国に一週間ちょっと滞在。
ナマハゲ国に行ったり,のん様を拝みに久慈に行ったり,中々の走行距離でした。
ALS患者さん訪問も何件かあり,そのうちの一件はスイッチ入力が極めて困難になった大坂さんでした。
大坂さんについては,ブログでも何度か取り上げたことがあります。

何よりも,ご本人がブログを書いておりました。
今年の5月までは。。。

今回訪問すると,指伝話でつづったメッセージがありました。
ヘルパーさんがアイコンタクトで紡いだもののようです。
うれしいですね。

今年の5月までは,額に貼ったピエゾセンサーがコミュニケーション用のスイッチでした。
その後動きが悪くなったことにともない,スイッチが使えなくなりコンピュータの操作が不可能となったのです。
カスタマイズを重ねたオペレートナビも宝の持ち腐れ。
もちろん,ブログも更新できなくなってしまいました。

数ヶ月前にその件を聞くにつれ,なんとかしたいと思っていましたが,私は出雲国の人間。
南部国は1,200kmの彼方ですから,なかなか思うように支援ができないでいました。
いくつか解決策がありましたが,ここは新兵器導入を画策。

こちらをモニター利用してもらうことにしたのです。

宮沢賢治のゆかりの地,南部国花巻はパターンアート研究所製の筋電スイッチ「Biofeedback 筋電位LEDメーター」です。
まだプロトタイプのような感じですが,完成度は高いとみていました。

はじめて拝見したのは今年2月に南部国で行われた作業療法士の勉強会。
正直なところ,この福祉分野ではまったく無名の会社の製品です。
より高機能なタイプもあり,技術力がある会社だと思っていました(上から目線ではなく)。

ただし,この筋電スイッチはディスポーザブル(使い捨て)電極が必要であったり,まだ制度利用による購入ができないということで,ALS患者さんが使うのはもう少し先かなとも感じていました。

そうは言っても,現在困っている人がいるわけです。
花巻とはいえ同じ南部国同士!
パターンアート研究所の装置を使ってみることにしました。
そしてこの度,同社の鎌田さんにご尽力いただき,大坂さんのお宅に訪問することとなったのです。

電極の貼付け位置の試行錯誤はあったものの,30分ほどで随意的な信号の取り出しに成功!
ノイズも極めて少なく,鋭い波形の筋電信号を抽出することができました。
私が想像していたよりもずっと高性能な筋電スイッチでした。

すぐにオペナビを使いこなすこところまではいきませんでしたが,大坂さんとしては「使えそう」とのこと。
ヘルパーさんがアイコンタクトで確認しました。

現在,モニター利用中。
どうなったかな。

続報をお楽しみに!

「Biofeedback 筋電位LEDメーター」のお値段は,なんとたったの3万円!
この性能&機能にしては破格だと感じました。
もちろん,一台購入~。
興味のある方はお問い合わせください。

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