重度障害児との外出、けっして無駄ではありません!

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めんこいテレビ(岩手)より

まずは,こちらの動画をご覧ください。
(2019年5月末までは再生可能)

(動画)難病の少女を見守る 母が迎えた春

全介助だったり,人工呼吸器をつけていたりすると,ちょっとした外出も大変なものです。移乗や移動だけでも一苦労ですし,外出先でのアクシデントやトラブルを考えると躊躇するのが人情というもの。

それでも,どんどん外出している家族や支援者がいます。このGW,ストレッチャーでお出かけしまくっている重度障害者を,Facebookなどでもたくさん確認できますね。

もし,重度重複障害者で一見認知が弱くても,その外出は無駄ではありません。体はしっかり感じています。移動中の振動や傾き,音や空気の変化,家や病院とは違う雰囲気をしっかり感じています。

そして,上記の映像でも私が話しているように,外出により前庭覚がトレーニングされることで眼球運動を促している可能性が極めて高く,その結果,視線入力が上達しやすいと考えられるのです。前庭覚とは,揺れや重力を感じとる感覚で,以下の抜粋のように,眼球運動と密接に関係しています。

(出典)https://note.mu/satoruism/n/n966ac138b87f

まだ,視線入力と絡めたきちんとしたデータはありませんが,経験上明らかではないかと思うのです。

よし,令和元年は,一発それを証明する研究をしようかな。

標高1,000mの高遠は長藤地区より
平成31年4月30日 23時25分

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