【1 of 3】人類でもっとも「鈍感」な人々とは? ~ふりかえり~

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人類でもっとも「鈍感」なのは健康で何不自由なく暮らしている人たち。
なぜなら、生命の危機を感じずに暮らすことができているからです。

以前、こんなことを書きました。
私の実感からにじみ出たテクストです。

先日(12月13-14日)、私の活動や研究に関してかなり突っ込んだインタビューを受けたことで、重度障害者に関して改めて言語化する機会がありました。

そのひとつが、「重度重複障害者・児の存在とは?」について。

この数年、重度重複障害のある人たちと関わっている理由は上記の「私が~」のとおり。
同情や自己満足での関わりではないのはしっかり説明できるのですが、いわゆる「健常者」と比較した場合や、人間としてどういった特性をもっているのか、については言語化してきませんでした。

頭の中にはきちんとあっても、人前で話すとなると論理的に伝えないといけません。
感情を前面に出して話しても理解してもらえませんから、インタビューではけっこう苦労しました。

そもそも、私は哲学者でもないし特別支援の教育者でもありません。
面倒なことを考える必要などないのかもしれませんが、実際に重度重複障害のある人に会うと、たくさんの非言語的な情報を浴びてしまい、整理しないともーたいへんなのです。

だから、やはり言語化しておきたいと思うのです。

次回【2 of 3】は、「重度重複障害者は”人間”を教えてくれる」。

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