【視線アート】目が見えなくても

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本日(2023年12月20日)は、岩手日報の「EyeMoT視線アート」企画の募集最終日です。

応募者の中には、目が見えなくても視線アートを描いてくれた方もいます。

この動画の橋本紗貴さんは、盲ろう&肢体不自由でありながら教員採用試験に合格し、教諭として特別支援学校で勤務しています。

視力は明かりがわかる程度で、画面に密着するくらい近づいて、ようやく1文字の半分程度がぼんやり見える程度だといいます。

障害や病気を列挙すると、こういうことらしいのです。

ギランバレー症候群後遺症、多発性神経炎後遺症、神経難病、四肢麻痺、体温調節機能障害、感覚障害、膀胱・直腸障害、気管支炎喘息、アレルギー性鼻炎、自律神経失調症、感音性難聴、視神経萎縮、鉄欠乏性貧血、起立性低血圧、回転性めまい、慢性蕁麻疹、慢性胃腸炎、慢性頭痛、腰痛症、肩関節周囲炎、全身倦怠感、睡眠時無呼吸症候群、甲状腺機能亢進症、高度慢性呼吸不全Ⅰ型、摂食・嚥下障害、盲ろう、色覚異常

アクセシビリティ支援としてはこんな感じ。

音声、手話、指文字、触手話、点字、視線入力、スイッチ入力、指伝話、コエステです。
主に音声で行い、両耳に補聴器をつけて音声を聞き取り、発声は拡声器や指伝話を使用しています。

補聴器で聞こえるといっても、かなりの雑音の中からかろうじて聞き取っているそうです。

皮膚感覚は全身にわたってほとんどありませんが、左手の親指に少し残っているので独力で覚えた点字で読みます。

温度も味も極めて感じにくく、うっかりするとお茶でやけどしてしまいます。

そんな中、希望をもって生き、さらには勤務しているとは、ほとんど超人としか思えません。

ワタクシは、ヘレン・ケラーに匹敵する傑物だと思っているのです。

今回の視線アート企画でも頑張ってくれました。

作品は、新聞紙面か特設サイトで公開します!

(橋本紗貴さんの参考情報)

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