【生事例】これぞ夫婦!ナガミさん、復活に向けて歩み始めました。

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2度の脳出血から再起に向けて歩み始めた永見さん夫婦

鳥取県在住の永見(ながみ)さん,現在60歳(写真右)。食品会社に勤めていた2011年8月,脳出血を起こして左半身麻痺になりました。数年後には,リハビリの末に職場復帰しました。

そして,今年3月に2度目の脳出血で右半身も麻痺となり,左右下肢麻痺・嚥下障害および言語障害を負うこととなりました。

幸いなことに意識はハッキリしており,最低限のコミュニケーションは絵カード等で行っているようです。ただ,もっと言いたいことを言えるようにと,奥さまの邦子さん(写真左)が動きました。

病室でのご主人

まさに再起に向けて歩み始めている中,私が邦子さんと初めてお会いしました。2019年11月に行われた「らくだカンファレンス 3rd」でのことです。大変熱心に視線入力の情報を集めていたのが印象的でした。

そこでアドバイスしたのは,視線入力導入の基本的なことと「Facebookでカミングアウトしましょう!」ということ。私がいつも言うことですね(^_^;)

これ以降,邦子さんは,私のアドバイスを申し訳ないくらい忠実に実行してくださり,頻繁にご主人の視線入力の取り組みをFacebookにアップされています。

ハードもソフトもなんとか自力でそろえながら視線入力を開始!正直なところ,固定方法が怪しいけども,果敢にトライしている様子がFacebookの書き込みから伝わってきました。

EyeMoT 3D Game 00「風船割り」の取り組みを確認すると,しっかり画面を見ることができているのがわかります。今後,かなり期待の持てる視線履歴です。現状では病室の環境のこともあり,頭部の動揺や座位に問題があるようです。これからひとつずつ解消していけばいいですね。

ここ最近は,Game 01の「射的」も活用して2択を訓練中です。「アンパンマンどっち?」は,60歳の紳士とやるにはちょっと子どもじみていますが,でもいいんです。まずは,視線の動きをしっかり安定させることが大事ですから。

もし,片方にエロ画像なんて出したら,どうしてもそっちを見てしまって,練習にはなりません♡ いや,むしろ頑張って見るようになるのかな。

きっと全国には同じように,突如として脳出血で言葉を失った現役バリバリの社会人が大勢いるはずです。永見さんの取り組みは,多くの方の参考になっていくでしょう。

そして,普段の取り組みをちゃんとアウトプットすることで,巡り巡って永見さんに返ってくるものと思います。世の中,そのようにできていますから。

これからも,邦子さんとご主人の取り組みをウォッチしていきます。

がんばれ!永見夫婦!

サイコーの夫婦のあり方をみせてもらいましたm(_ _)m

(参考)Nagami Kuniko さんのFacebookページ

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